ルネ・クレマン監督、仏、82分、白黒映画。第二次世界大戦中、占領下のフランスにあって鉄道員などによる対独抵抗運動を描いた映画。
占領下、ドイツ軍は鉄道を使って戦闘用の兵器などを輸送していた。その鉄道輸送にフランス側の妨害工作がある。汽車の運行妨害をしたり、レールをはずすなどの行為で独の輸送を邪魔する。途中では独軍の戦車、軍人を乗せた汽車をレールを外して止め、銃撃戦を挑む。独側も機銃や戦車などを使って応戦する。多くの仏抵抗勢力が殺される。映像的に圧巻はノルマンディへ戦車を多く搭載してゆく列車を脱線させるところか。貨車の横転、多くの戦車が転落していく。最後はドイツが逃げ出し、フランスの国旗をかざした列車が運行され人々が喜んで迎える。いかにも戦争直後の勝利感に溢れている時代の作品に見える。
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