トレントは画家で素人探偵である。今まで犯罪事件を解決してきたので、アメリカ人の富豪実業家の殺人事件に駆り出される。被害者は美人の妻とうまくいっていなかった。秘書は二人いてアメリカ人は事業上の、イギリス人は雑務をこなす仕事である。
小説半ばでトレントは事件を解決したと思い、自分を雇った新聞社宛てに事件の真相なるものを報告する文章を書く。イギリス人の秘書が犯人で美人の妻に恋慕していたと書く。実はトレント自身もその妻に恋していて、報告を書き終わった後、事件の場所から離れる。後半になって時間をおいた後、トレントは未亡人となった妻に会い、自分の恋を打ち明ける。
またトレントが犯人と断じた秘書から真相なるものを聞く。実は実業家は自殺したのだと。なぜ自殺したかというと、秘書に罪を被せるためだと。実業家は妻と秘書の間を疑い、なんとしても秘書を陥れるため、自殺したというのである。自分の殺人の犯人として、秘書が捕まり処罰されるだろうと計算してやったというのである。更に最後になって本当の真理を聞く。妻には叔父がいてトレントの旧友だった。その叔父が実業家を殺したのだと。死んだ実業家を見て秘書は自殺したのだと思ったのだ。
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