2024年9月21日土曜日

ブロンド少女は過激に美しく Singularidades de Uma rapariga Loura 2009

マノエル・デ・オリベイラ監督、葡、64分。高速列車で隣り合わせた老婦人に、男は過去の自分の恋愛を語る。

叔父の店を手伝い、その2階で仕事をしていた。通りの向かいの窓に扇を持つ娘が見える。その娘に男はいたく惹かれ、ぜひ結婚したいと思うようになる。本人に近づき、好意を得る。しかし叔父に話すと頭ごなしに拒否される。叔父の仕事がなくなれば生活していけない。叔父の家を出て、仕事を捜す。友人のつてで僻地の島で仕事があると知る。そこに行く。数年苦労して金を稼いで帰郷する。もうこれで娘と結婚できる。ところが友人の保証人となっていたため、その友人が夜逃げしてしまい、負債を払うはめになる。これで儲けた金も無くなる。

叔父に会うと今回は自分を受け入れてくれ、仕事ももらい、結婚しろと勧めてくれる。これで晴れて娘と結婚できるはずだった。娘と婚約指輪を買いに行く。店で指輪を選び、金を払うことになる。ところが店員はもう一つの代金も必要と言い出す。男は意味が分からない。娘が密かに別の指輪を取っていたのである。それを返し、店を出て男は娘に怒る。これで娘との仲は終わった。

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