本書では工学部の裏事情、つまり芳しくない諸事件が述べられている。自らの体験、他人に起きた有名無名の事件がある。カラ出張、経歴詐欺(準教授なのに教授とした)、外国からの留学生を世話すれば巨額の寄付金が取れたが不調に終わる、単位を取ろうとする学生らの攻撃、違法複写、セ、アの嫌がらせ、研究費の不正使用、論文盗作、データ捏造、はては学内の殺人事件、更に東電原発事故を受けての意見などである。
こういった下世話な話題は興味を引くし、面白いと言えば面白いところがある。ただ世の中は変わっていくし、書いてある事情がいつまでもこうだとも限らないだろう。
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