2024年9月16日月曜日

残像 Powidoki 2016

アンジェイ・ワイダ監督、波、99分。実在のポーランドの画家の伝記映画。ストゥシェミンスキは前衛絵画の画家だった。また大学で絵画論を講義している。しかし第二次世界大戦後、共産党政権となり、芸術は社会主義リアリズムしか認められなくなる。ストゥシェミンスキの絵画などは禁止の対象となる。

大学に文化担当大臣が来て社会主義リアリズムのみを認める講演をする。それにストゥシェミンスキは立ち上がり、抗議する。これで危険人物とみなされ、最後は大学から追放される。慕う学生たちは、支援したいのだがどうにもならない。娘が一人いる。妻は病気で亡くなっている。娘が住んでいた場所は妻の死後、当局が接取し、娘は父親と一緒に住むようになる。妻とは生きているうちから不仲であった。最後に画家も亡くなるが、その前に妻の墓所に花を届けていた。

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