パブロ・トラペロ監督、アルゼンチン、110分。実際にアルゼンチンで起きた誘拐殺人事件を元に映画化した。
一家の息子はラグビーの名手で英雄視されている。父親は誘拐し身代金を取り、人質を殺害していた。これに息子も協力させられていた。しかし恋人が出来、結婚したい。他のきょうだいは父の犯罪に嫌気がさし家を離れる。何人か誘拐殺人した後、誘拐しても身代金を払わない相手がいた。誘拐した女を長く家に隠していた。ついに犯人の父親だけでなく、関与した家族が捕まる。
父親は豚箱で息子に自分が無罪となるような指示を出す。自分の人生を滅茶苦茶にされ、怒り狂った息子は父親に襲い掛かる。明くる日、裁判に連れていかれる途中、息子は階上から飛び降りる。以下、その後の経過が字幕で出る。息子は命を取り留めたが、自殺未遂を繰り返し、若死にする。他の家族は釈放された。父親は無期懲役となり、出所してから弁護士となって死ぬまで自分の無実を主張したという。
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