2024年7月31日水曜日

ゴーチエ『クラリモンド』 La morte amoureuse 1836

語り手は僧侶で、聖職者になる儀式を教会で行なう時に、美女クラリモンドを見染める。クラリモンドの虜になるが、僧侶となった身分では一緒になるわけにいかない。赴任先で、クラリモンドが娼婦で惑わす女と知るが、恋の悩みは募るだけである。夢かうつつか、語り手はクラリモンドと相まみえ、溺れていく。師のいさめでようやく最後にクラリモンドと離れ破滅を免れる。(芥川龍之介訳)

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