哲学者中島義道による本書は、著者が70歳を迎えたので編集者による命名。別に絶望している様が書かれているわけでない。
著者の本によくある、日常生活の記録に多くのページを割いており、その間に哲学の問題を解説している。また『カラマーゾフの兄弟』に出てくる殺人にアリョーシャが関わっていると論じている。その理由が書いてあり、推理小説好きの文のようである。70歳になったので、ボケている現象がたまに起こり、それらは確かに老人の記録である。
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