1936年に出た西洋の観念史。神から人間から下等の創造物に至るまでの、あらゆる存在の階層が、連続した鎖の輪をなしている。充満と連続が二つの原理である。そういう観点からプラトンから18世紀哲学に至るまでの、学際的な方法で歴史をたどり、観念史を確立した著書、と説明されていると理解した。
しかし実際に読んでみると、何が書いてあるかさっぱり分からない。こんなに意味不明の本を読んだのはほとんどなく、そういう意味で貴重な経験と言える。よほど時間をかけて丹念に読むつもりなら少しは分かるかもしれない。
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