2022年2月12日土曜日

近頃なぜかチャールストン 昭和56年

岡本喜八監督、ATG117分、白黒映画。

主人公の若い男は夜、アベックを襲い、暴行未遂でブタ箱にぶちこまれる。留置場にいた老人たちは邪馬台国という独立国の住民だと言う。夫々大臣を名乗っている。明くる日釈放されるとその老人たちについて行き、ある住居に着く。そこは不法占拠している家で、実は男の親の所有であった。男の父親は蒸発しており、母親は不法占拠の連中を追い出そうと企む。男はこの家、すなわち邪馬台国の一員となり労働大臣に任命される。男の母親たちが寄こした、ならず者どもを片付け、母親の不倫などを追及する。その家に戦時中の不発弾があって爆発する。老人たちは新しい住居を求め放浪の旅に出る。

平和ボケの日本への批判というが、不条理な劇をみているようである。

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