映画評論家の町山氏が米の70年代映画の謎解きをした本。取り上げられている映画は「2001年宇宙の旅」「俺たちに明日はない」「卒業」「イージーライダー」「猿の惑星」「フレンチ・コネクション」「ダーティハリー」「時計じかけのオレンジ」「地獄の黙示録」「タクシードライバー」「ロッキー」「未知との遭遇」である。 このうち「2001年宇宙の旅」は昔読んで、意味不明だった映画の文字通り謎解きがしてあって、目が覚める思いをしたものだ。ただここに書いてあるように、キューブリックは最初凡て説明していた版から説明を取り去り、それで訳の分からないようにして、映画の価値を高めたようだ。それなら分からない、分からないと言って観る方が正解なのかもしれない。他の映画の説明も夫々面白い。「地獄の黙示録」の撮影の実際など特に面白かった。
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