2020年7月29日水曜日

ザ・スピリット The Spirit 2008

フランク・ミラー監督、米、102分。

監督は元々漫画家で、監督作は初めてとか。『シン・シティ』の原作者だそうだ。本作も事前情報なしに観ても『シン・シティ』のような画像で、同じような作品かと思ってしまう。

主人公スピリットは死んだ警察官の生き返りで、バットマンなみに悪の退治をする。悪の親玉はサミュエル・ジャクソンが演じ、主人公スピリットもこの悪党ジャクソンもどれだけ叩きのめされ、死んで当然の重傷をしても死なない。この謎は映画の最後の方で明かされる。スピリットは街の英雄であり、多くの女から憧憬の対象となる。スピリット自身も女たらしである。

映画の背景として、スピリットの少年時代の部分があり、そこで街の少女と仲良くなる。しかし街の治安の悪さ、汚さに愛想をつかした少女は街を去る。映画の現在ではこの少女が街に戻って来て、物質的な欲望を遂げようとする。スピリットはかつての彼女と知り、なんとかしてよりを戻そうとする。

映画としての出来は良いとは言えず、わかりにくいところがある。それでも難しく考えなくて済む映画なのはよい。

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