2020年7月13日月曜日

淑女と髭 昭和6年

小津安二郎監督、松竹蒲田、74分、無声映画、岡田時彦、川崎弘子主演。

岡田は髭面の剣道部員である。試合では相手方を打ちのめす。
ある日、道で不良女に絡まれている川崎弘子を見て、不良女を諭す。不良の仲間の男どもがやって来るが、岡田は簡単に片付ける。
親友の妹の誕生日に招かれるが、妹もその女友達も髭面を見てうんざりし、全く好かれない。
就職の面接を何度やっても受からない。その中の一つの会社で、川崎に再会する。自宅でぼやいているところへ川崎が来る。川崎はお礼を言いに来たのだが、忠告をする。その髭面のせいで就職面接を落ちている。剃ったらどうか。これを聞き入れ、早速就職はうまくいく。

それだけでなく親友の妹も髭なしの岡田を見たら好きになり、結婚したく思うようになる。
川崎も岡田が好きで、話のあった見合いは断り、母に岡田の意向を聞いてくれるよう頼む。もちろん岡田も好いていたので問題ない。
あの不要女に再会する。女を諫めるため家に連れてくる。そこへ親友の妹が家族と一緒に尋ねてくる。女がいると分かり、帰る。
その後、川崎が来る。女が誰かと尋ねると岡田の婚約者だと答える。岡田は川崎を入れ、女がいても大丈夫かと問う、川崎は信頼しているからと答える。岡田は偉いと言う。

女は岡田と川崎のやり取りを聞いて、自分も信頼できる女になりたいと言い、去る。

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