ハロン監督、米、102分。クリスチャン・ベール主演。
投資会社の副社長であるベールは自分と同じような境遇の上流層の男達と付き合っている。高い店で食事し、名刺をどれくらい凝ったかを競い合うような、虚栄を絵に描いた生活を送っている。この上ない選良である。ただ精神は病んでいて、浮浪者や商売女、許せない知人その他多くの人間を残虐に殺しているのが裏の顔である。見かけを完璧にし、他人を出し抜くのが目的であるような生活を送る選良であるからこそ、傲慢この上ない歪んだ人間になってしまったのか。
映画の終わりの方ではやや混乱させるような展開になる。主人公がうまく切り抜けられたかどうか、秘書が秘密を探っているようで、それがどうなったか分からない終わり方にしている。
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