福田純監督、東宝、83分、総天然色映画。
全く売れない経済雑誌を出している出版社。返品の山である。社長の平田昭彦は、若手の新編集長を連れてくる。高島忠夫である。
経済雑誌は止め、売れる雑誌、大衆雑誌の創刊を決める。大衆が興味を持つ下世話なネタ、スキャンダルも大いに結構。むしろ積極的に火のない所なら火をつけろという編集の方針になった。
これによって売上はうなぎ登り。大繫盛になる。
しかしあくどい手を使ってスキャンダルを作り出し、女優から訴えられるといった事態になっても、高島は訴訟大いに結構、それでまた売れると涼しい顔である。
しかしある会社社長のネタを記事にしようとしたら平田から差し止めを食らった。その会社から雑誌社にカネが出ているのである。しかしこの平田命令に高島以下の編集部員は逆らい、どうしても記事の雑誌を出そうとする。妨害に会いながら努力を続ける。
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