宝前庵のブログ
2019年9月5日木曜日
伊藤比呂美『女の一生』岩波新書 2014
著者は昭和
30
年生まれの詩人、もっとも本書のような随筆の類も随分書いてきたらしい。
内容は女からの人生相談に著者が答えるという形式になっている。子供時代から大人になり、老年期を迎えるまで人生の各段階の諸問題に対し、著者は明快に自信を持って答える。
大いに感心する人もいるであろうし、あまり共鳴できない人もいるであろう。
ともかくこのような本が岩波新書として出る、これが一番の驚きであった。今の岩波新書は昔と違うと感じさせられた本である。
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