2025年2月23日日曜日

坂口安吾『青鬼の褌を洗う女』 昭和22年

若い女の一人称形式の小説である。戦争中に母親を空襲で亡くした。この母親は娘をなんとか高く売ろうと考えていた。そのために娘を心配していた。娘の方は何人かの男と既に関係している。娘がつきあってきた男の話がある。女のたくましさ、現実的なところ、つまりふてぶてしさを描いている小説である。

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