ルイス・ブニュエル監督、仏伊、97分、白黒映画、ジャンヌ・モロー主演。
戦前の話、パリから田舎の館にジャンヌ・モローが小間使いとしてやって来る。女たらしの主人、妻は冷たい人間で一家を仕切っている、その父親は靴に熱中し沢山集めている。隣家とは仲が悪く喧嘩をしている一家である。傲慢な使用人の男がいる。モローはそんな家で小間使いとして何とかやっていた。
ある朝老父が部屋で死んでいた。同じ日に知りあいの少女が森で殺されていた。モローはその家を辞めてパリに戻るつもりだったが、駅で少女の殺人について聞き館に戻る。使用人が怪しい。しかし証拠が掴めない。
モローはその使用人と結婚の約束をし、寝室を共にすることによって真相を探ろうとした。なかなか口を割らないので細工する。男の靴の裏の一部を剥す。後に官憲がやって来て靴の一部が、少女が殺された森に落ちていたと言う。男の靴も欠けていたので逮捕する。
後にモローは隣家の軍人の老人と結婚する。あの自分が逮捕させた男はどうなったと夫に聞くと証拠不十分で釈放されるようだとの答え。憮然とした表情のモローで終わり。
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