中世のキリスト教のヨーロッパ信仰共同体の仕組み、その思想の説明が大半を占める。最大の論者トマス・アクィナスの思想が解説される。実際の教会の現実、体制が次第に崩れていく。
それに対し宗教改革が起こる。ルターとカルヴァンの違い。欧州の教会体制、キリスト教中心の社会が変化し崩壊していく。
そこに現れたマキャベリは、権力を中核に据えた議論をし、それまでの社会、共同体構成員の理想を目的とする政治観を転回させた。更に世俗権力の新興を基に主権という概念が出てくる。
いずれも世俗国家が宗教を軸にして争っていた時代からの脱却をし、新たな社会での政治原理を求める思想であった。
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