2023年1月29日日曜日

ブルジョワジーの密かな愉しみ  Le Charme discret de la bourgeoisie 1972

ルイス・ブニュエル監督、仏、102分。

駐仏の某国大使とブルジョワの数人は麻薬の輸入をしていた。仲間の家に食事に招待されていたので妻同伴で行くと、相手は日を間違えていると言う。
しょうがないのでレストランに行く。座って待っていると、そこの主人が今日亡くなって迎えの車を待っている最中だったと分かる。さすがに引き払う。
別の日、招待されて行くと丁度その時、夫婦で事に及んでいたので待ってくれと言われるが、帰る。司教がやって来て庭師に雇ってくれと言われるから雇う。女三人で喫茶店にいたら若い軍人が席に来て話を聞いてくれと頼む。子供の時、義理の父親を毒殺した。それは亡くなった母の霊がそう命じたからだと。喫茶店から頼んだ物が何もないと言われ女たちは帰る。
別の日、仲間たちと晩餐を始めようとしていたら軍隊の一行が挨拶にやって来た。そこで食事を用意すると言い、引き留めた。若い兵士が経験談を話し出す。死んだ若い女と通りで会ったという内容。軍隊の一行は呼び出しが来て去る。
お返しに軍隊の大佐がみんなを自分の家のパーティに呼ぶ。大使と話していて、その国を悪く言う。怒った大使は銃を取り出し大佐を撃ち殺す。これは夢だった。
別の日、晩餐の最中警察が来て一同全員を逮捕する。手を回して釈放された。庭師になっている司教がたまたま頼まれ、瀕死の病人を看取りに行く。懺悔を着ていたらその男は自分の両親を殺害したと分かった。聞き終わってから司教はそこにあった猟銃で男を射殺する。
別の日の晩餐の最中、武器を持った男たちが闖入してくる。並ばせておいて銃殺する。大使はテーブルの下に隠れていた。しかし見つかり銃を乱射される。これも夢だったと分かる。

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