フランク・ロイド監督、米、1945、白黒映画、ジェームズ・キャグニー主演。
1945年の早い時期に公表された、つまりまだ大戦中の映画である。東京が舞台であるが、凡て米国撮影で日本人も良く出てくるが、似せてあるか日系人を使っているのだろう。戦前の総理を勤めた田中義一が出てくる。その田中上奏文が主題である。戦後は知る人もなくなったが、昭和の初めに田中義一が書いたとされる世界征服の文書で、中国で作られ米国も信じていた。
それを新聞社の東京支局の記者キャグニーが入手しようとする。日本の手先として中国系としているシルヴィア・シドニーがキャグニーに近づく。キャグニーが好きになったシドニーは日本を裏切りキャグニーに味方するようになる。
途中で上奏文入手に失敗した田中が切腹する場面がある。仏壇の上に城のような屋根がついている代物の前で自決する。
最後の方に日本の軍人と柔道の対決の場面があり、柔道の専門家について練習したそうである。
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