著者は古生物学者。ただ大学では地球科学で学位を取ったらしい。本書は宇宙の誕生から説明を起しており、そのまま太陽や地球の生成、発達を説くなら普通の宇宙・地球史である。
しかしながら本書は、地球ができてからは生命の誕生やその進化がどのようになされたか、の説明が主になる。もちろん生命の誕生には宇宙からの影響が強く、そういった意味で地球科学と生物学が渾然一体となった書である。
これまでの宇宙、地球の歴史でどのようにして生物が進化し、主役がどう移り変わり、広い意味での生命活動がいかに変化してきたか、を興味深く読める。
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