ヒッチコック監督、米、105分、白黒映画。ヘンリー・フォンダ主演。
映画の冒頭にヒッチコックが出て、実際にあった話だと話す。フォンダは酒場でベースを弾いている音楽家。妻が歯痛で歯医者に行く金が必要である。フォンダは保険会社に行って保険証書で金を借りようとする。ところがそこを出た後、職員たちはかつて強盗に来た男とそっくりだと話し合う。警察が来てフォンダを逮捕する。あちこちの店に連れて行かれ、容疑者とそっくりだと証言を得る。犯人の書いた紙と同じ内容の文を書かされ、似ていると言われる。面通しがあり、またここでも犯人だと指摘される。高いお金を払い保釈される。弁護士のところに行く。現場不在証明はないかと言われ、過去の事件のあった日、旅行に出ていたと答える。その旅行先で知り合った連中を訪ねるが、2件とももう死んでいた。妻は自分の歯痛のせいだと気に病み、それが昂じて精神病院に入るまでになる。裁判では陪審員の一人が不当な発言をし、最初からやり直しとなる。フォンダはすっかり神経が参る。義親からの勧めで神に祈る。その時、真犯人が別の店を襲い、店員に掴まる。フォンダは釈放される。妻が入っている病院に行くがまだ精神がまともになっていない。最後にその後妻は回復し、今は家族ともフロリダに住んでいると字幕が出て終わる。実際にはヒッチコックがトリュフォーと会談し、この映画を話した60年代半ばにもまだ入院中だったらしい。
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