2021年8月23日月曜日

右側に気をつけろ Soigne ta droite 1987

ジャン・リュック・ゴダール監督、仏、81分。

観ていて良く筋の分からない、考えるな、感じろと言われているような映画である。映画を作る公爵という白痴、明らかにドストエフスキーの小説を念頭に置いた、旅客飛行機内が主な舞台となっている部分。また裸の女と踊るなどを妄想する海辺のレストランのようなところにいる男。更に音楽の録音をしている音楽家らといった筋が交錯する。

ゴダールという監督でなかったら、観て評価する気になったろうか。そもそも作られたとしても上映や鑑賞の機会もなかったろう。この映画を観た、と言いたい人のための映画のように感じた。

0 件のコメント:

コメントを投稿