アレクセイ・ゲルマン監督、ソ連、97分、白黒映画。
第二次世界大戦中、ドイツ軍が攻めてきているソ連の田舎。ソ連の兵士がドイツ軍捕虜から逃げてきた。一度ドイツ軍に捕えられ、その手先となって働いていた。その後ソ連軍に戻ってきた。この経緯からして信用ならない奴だと思われ、同僚の兵士やまた上官もスパイではないかと疑い、嫌がらせをする。男は独軍兵士の恰好で敵方に近づき、だまして倒す命令を受ける。ドイツ軍に殺されたソ連兵も後になって男が殺したのではないかと上官は疑る。仲間は男に同情的だが、男は感情を殺している。最後に駅の攻撃に駆り出され、派手に相手方に攻撃をしかける。
欧州の戦いは自国が戦場になり、なんら戦争に関わり合いのない一般国民が、自国にやって来た敵軍兵士に多く殺された。映画で息子の死骸にすがる老婆。一方で上官からの命令は絶対なので、兵士は軍の中で恐ろしく不当に不快な目に自国の軍から会わされる。
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