2021年8月18日水曜日

アメリカン・スナイパー American Sniper 2014

クリント・イーストウッド監督、米、132分。実在の米軍の狙撃手を映画化した作品。

イラク戦争の戦場から、主人公の幼い日まで映画は遡る。銃がうまい主人公は軍隊に入り、その射撃の腕を認められる。恋人が出来て結婚する。ニューヨークの同時多発テロが起こる。早速主人公は対イラク戦争に参加する。何度も派遣される。戦場では多くの敵方をたおし伝説的な存在となる。仲間の被害なども経験する。何回か派遣されるので、妻は子供もおり、軍は辞めて欲しいと望む。

最後に妻の意見を聞き、辞めて故郷で後進らを指導していた。その際、同郷の後輩に殺されたと字幕が出て終わり。これは実話。壮大な葬列の模様が記録映像で映し出される。映画だから細部は創作であるが、イラク戦争で百数十人の敵を狙撃した主人公は実際にいて、故郷で殺された。犯人は20歳代半ばの元軍人で、戦争で精神がやられ回復のためその母親から頼まれて指導している時だった。犯人は釈放なしの終身刑になったという。主人公の狙撃手もさることながら、映画では字幕で片付けられている犯人についても色々考えさせられる。

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