フローリー監督、米、62分。ベラ・ルゴシ出演。
1845年のパリの設定。見世物小屋が立ち並んでいる。猿人を見せるという小屋があった。説明するのはルゴシ演じる科学者。進化論をぶつ。猿人を見せる。言葉も理解できるという。デュパン医師は恋人のカミーユと舞台に上って猿人の近くに行くと、カミーユの帽子が猿人に盗まれる。ルゴシ演じる博士は猿人と人間の合いの子の、より進んだ種を作るつもりでいた。そのため人間として売春婦が攫われてきて実験に使われるが、失敗ばかりで、死んだ売春婦は河に捨てた。これが数件の売春婦殺しとなっていた。手がかりをつかむため、デュパン医師は血液を分析していた。その血液がゴリラと分かる。猿人はカミーユを好きになり、ルゴシは次の実験用としてカミーユを狙っていた。カミーユの部屋に猿人が窓から侵入する。母娘ともに驚き、声を上げる。聞きつけた近所の住民、デュパン、警官がカミーユの部屋に入ろうとするが、開かない。こじ開けるとカミーユの母の死体があったが、カミーユはどこかに消えた。警察の訊問で聞こえた声はどこの国の者かで言い争いになる。デュパンはルゴシの家をめざす。その頃、ルゴシはカミーユを使って実験するつもりでいたが、猿人が暴れルゴシを殺す。カミーユを奪って屋根に逃げ出す。追ったデュパンが銃で撃ち、猿人は河に転落、無事カミーユを助け出す。
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