リチャード・ブルックス監督、米、134分、白黒映画。
トルーマン・カポーティ原作で、1959年に起きた殺人事件を映画化した作品。バスに乗ってやって来る男。仲間から誘われ悪事に加担するためである。共に前科者で、一人が刑務所時代にカンザス州の田舎の農家に金庫があると聞いた。一万ドル入っているという。これを奪うため仲間に声をかけた。はるばる車で田舎の農家まで来る。
映画は事件後、犯人たちがどう逃げたかを追っていく。金庫があるとかはガセネタで40ドル少々奪って、一家4人を銃殺したのである。全く現場に証拠は残されていなかった。しかし警察は懸賞金を出し、それにつられて服役中の男が農家の金庫の件を教えたと話す。これで容疑者は確定され、二人は車を奪って逃走していたので、車泥棒としてまず逮捕する。訊問をそれぞれにして、ついに白状する。警察の車で事件の本部があるところまでの護送中、事件を物語る。一家を縛り銃殺した経緯が回想される。裁判で死刑になり、映画の最後は二人が順に絞首刑されるまでである。
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