パウル・フェヨス監督、ハンガリー、仏、68分。
主人公はアナベラが演じている女中である。むやみにこき使われる。仕えている家の娘が舞踏会に出る。帰りに送ってきた男は、アナベラに声をかけ、たらしこむ。後、アナベラは妊娠した。家から追い出される。新しい職を求めてさまよう。酒場で雇ってもらえた。女の子を産み落とす。幸福もつかの間、官憲が来て孤児は法律により施設に入れると言って赤ん坊を連れていってしまう。アナベラは精神がおかしくなる。放浪に出る。長い間さまよい続ける。ある教会に入る。聖母がキリストを抱いている像に近づく。そこで倒れる。天国に行った。天国でも掃除をする。年月が経つ。16年後、地上を見ると若い女、自分の娘である、が男に言い寄られている。自分の二の舞をさせまいとバケツの水を流す。地上では驟雨となって女も家に入り男から逃れる。ハンガリーの伝説に男に騙された娘を救済する、という話があるらしい。映画の初めに字幕で出る。随分単純な映画で、今なら制作されないだろう。鑑賞して以前観たと思い出した。
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