馬徐維邦監督、中国、107分。
『オペラの怪人』を大いに見習った『深夜の歌声』の続篇である。前編で主人公の男は海に落ち死んでしまった。それが生きていたという風にして話を続ける。女主人公は好きな男が死んでしまい、また別の女も犠牲になってその埋葬の場面から始まる。女主人公は父親に呼ばれる。地方の権力者である。娘を叱る。結婚予定だった男を死なせたのは、劇団の連中であると。女は死んだ男は悪い奴で、むしろ主人公や死んだ女こそ善人だった。父親は激怒し劇団は解散させると息巻く。
顔を隠した男が歩いていた。ある集会のところで見つかり、その化物じみた顔に驚かれ、乱闘して逃げる。歌を歌っている若い女。知っている女だった。男がその家に入ると驚かれる。しかし自分の身分を告げる。やってきた女の婚約者で、男は2人になぜこんな姿になったか話す。海に落ちた男はある軍艦に拾われる。なぜ死なせてくれなかったかと嘆く。その船にはまさに狂った科学者というべき医者が乗っていた。医者は治療してやると男に治療を施す。手術後、男が自分の顔を見ると完全な化物になっていた。怒って詰め寄るが医者は更に手術をすると答える。後に男は医者を殺して逃げる。自分が好きだった女主人公を訪ねていく。しかしそこは廃墟になっており、この知り合いの家に来たのだと。男は、娘が父親ともども県市に移ったと知らされる。そこを目指す。
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