ジャック・フェデー監督、独、106分。
ドサ周りのサーカス一座。フランソワーズ・ロゼーは猛獣使いである。その息子マルセルは団長の娘イヴォンヌといい仲である。ロゼーの住居になっている車に中年男が転がりこんできた。それはロゼーのかつての夫で、16年間牢獄にいたが脱走してきたのである。追ってくる官憲にロゼーは元夫を匿う。息子のマルセルが戻ってくる。父親とは知らないので驚く。父親は器用に立ち回り、団長に気に入られサーカスで働くことになる。マルセルと娘の恋愛を初めて知った団長は二人を引き離そうと娘をイタリアの舞踏学校にいれる。しかしそこに行ってから妊娠していると分かる。イヴォンヌを団長のところへ戻そうとするが、途中で逃げられる。働こうにも妊娠中である。最後はロゼーのところへ戻る。その間、息子のマルセルは仲を裂かれた団長に反抗して、別の女とパリでサーカスをしていた。父親はかつての仲間から脅され、サーカスで悪事を働く手伝いをさせられる。そのため運悪く、ロゼーが怪我をする羽目になる。反省した父親は、息子のマルセルを呼び戻しに行く。マルセルを返そうとしない一緒にいた女は、父親の素性を警察に告げる。逃げる父親、撃ち合いになり父親はサーカスの屋上から転落する。マルセルは元のサーカスに戻って恋人と再会し、赤ん坊も生まれ幸せになる。
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