2025年11月1日土曜日

フロンティア Frontiers 2007

ザビエ・ジャン監督、仏スイス、108分。移民の五人の若者が銀行強盗し、外国へ逃げる計画を立てる。しかしそのうち一人は死に、後は二組に別れて逃げる。最初の男二人は怪しげな宿屋に着く。そこで娼婦から迫られ、関係を持つ。しかし宿屋の男どもが暴力をふるい、逃げ出すが車は崖から落ちる。そこから二人は何とか這い出し、洞窟のようなところに入るが入口で追手が待ち構えていた。

後の男女二人は前の者らから連絡のあった宿屋に着く。そこで宿の者から場所を変えたと言われる。二人がいる別の屋敷に連れていかれる。不気味な雰囲気である。男の方が部屋から出て屋敷内を探ると仲間が逆さ吊りになっているのを発見する。逃げようと部屋に戻って女に言うが、屋敷の者らは捕まえて檻に入れる。そこから何とか女は逃げ出すが、道の向こうから来たトラックに乗ると、それは屋敷の一員で連れ戻された。仲間の他の男らは残酷に殺される。

女は子供を産むために、長男と結婚させられる。ここの一家はナチスの残党か、ナチスの同調者たちだった。ただ若い女がいて、よそから連れてこられ、巨魁な次男と結婚させられている。この女は捕まった女に同情的である。女を家族の一員として迎える儀式で女は逃げ出し、屋敷の者らと戦いになる。最後に敵方を倒し、自動車で屋敷から逃げる。