ジャン・シャポー監督、仏、95分、アラン・ドロン、シモーヌ・シニョレ出演。雪深い田舎で車の傍に女の死体が発見される。大金が盗まれている模様。近くの農家、これが「燃えつきた納屋」と呼ばれる家で、女主人がシモーヌ・シニョレである。アラン・ドロンが予審判事としてやってくる。
シニョレの子供たちは成人だが不満が多い。都会に出たい、田舎で百姓などやりたくない。例えば次男の嫁は家におらず、ホテルで働いている。シニョレの、一家への締め付けが子供らを圧迫してきた。それがドロンの捜査により明らかになっていくのがこの映画である。子供らは親に内緒で屋敷の敷地の一部を売ろうと思っていた。
次男の持ち物から大金が発見された。シニョレが息子を問い詰めると車が止まっていて中に金があったので盗んだ。ただし殺人はやっていないと答える。後にドロンがこの屋敷の捜索に来ると、シニョレは金を自分の懐に隠す。更にその後、今度は長男が容疑者となった。実は長男は次男の嫁と結婚したかった。今ホテルで働いている次男の嫁と逢引するために来た件で容疑になった。シニョレが長男を問い詰めると、母親のシニョレの命令で好きでない女と結婚したのだと答える。殺人の犯人はあっけなく捕まる。ここと離れた場所で未成年者の犯行と分かった。これでシニョレの家の者の容疑は晴れた、最後にドロンがシニョレに別れの挨拶を告げに来ると、シニョレは次男が車から取った大金をドロンに渡す。
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