京セラの創業者、稲盛和夫の自叙伝である。稲盛は昭和7年、鹿児島に次男として生まれた。内弁慶の泣き虫だったそうだ。ガキ大将だったが、肺炎にかかった。治ったが戦争で家は焼失。闇商売に精を出した。兄弟の中で和夫だけ高校から大学を目指せた。阪大医学部を受けたが不合格。鹿児島大学の工学部に入った。
卒業後、入れてもらえたのは京都の会社。家族の期待を背負って入ると、潰れかけの会社だった。一緒に入った連中は辞め、最後の一人となった。そこで研究に打ち込み、松下電器から注文があったセラミックによる部品を開発する。後に仲間と共に京都セラミックを作った。後はいかにして会社を成功させたかの話である。全く休みも何もかも犠牲にして仕事を続け、それが会社を成長させたとある。
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