元日経センターの会長である斎藤史郎が、経済問題について識者にインタビューした結果をまとめた著。学者が多いが、その他実務家、政治家もいる。
株主至上主義への会社社長の疑問、人口減少は経済にとって負の要因とはならないと説く学者、選挙制度の改革で年齢階層別の選挙制度にしろという学者、地方の議会は機能していないと論じる元知事、中福祉、中負担は不可能という元官僚、金融緩和は経済を破壊すると警告する実務家、高齢者層の定義に変動相場制を導入しろと言う学者、為替理論の教科書的理解は間違っていると説く元官僚など。常識的な意見より、実現は難しいのではないかと思われるような急進的な意見の方が面白い。
政治家の小泉進次郎は自分の親が総理大臣という理由で、海外の有名大学院に入れたというドラ息子ならではの、若者を海外留学を只でさせろとの意見だが、その費用は誰が持つのか、全くの放言で呆れる。
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