2023年5月30日火曜日

イントレランス Intolerance 1916

D.W.グリフィス監督、米、167分、無声映画。四つの時代の「不寛容」にまつわる話であり、それら異なる時代の異なる話が交叉して進む。日本で初公開の大正時代は、話をまとめ直して上映したそうである。

最も古い時代設定は紀元前のバビロン。ペルシャが攻めてきて一旦撃退するも、再来襲ではバビロンは滅ぶ。この映画の最も有名な場面、バビロンのセットが出てくる。キリストの話は最も短く、カナの祝宴から磔までそれほど場面は多くない。あまりに有名だからか。16世紀のフランス、聖バルテルミーの虐殺の巻は当時の事情に通じていないと分かりにくいかもしれない。現代(当時の)アメリカの舞台の巻は話自体は創作で長い。若い娘と結婚し更生しようとした青年が無実の殺人罪に問われ、死刑宣告される。真犯人が名乗り出て、知事に刑執行停止の書名をもらおうと列車と車の競争が有名。

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