宝前庵のブログ
2023年5月21日日曜日
津原泰水『たまさか人形堂物語』創元推理文庫 2022
語り手は人形の修繕をしている店の女主人。といってもそんなに歳ではない。元々人形販売店を引き継いだのだが、今では修繕専門店になっている。個性的で不思議な才能のある若い男(小説では良く出てくる型)、また前身が不明の陰のある中年の男、後者は後に実は有名な才能ある人間とわかる、これも小説ではおなじみの展開。これらの職人らと女主人公が人形修理屋を舞台に話が進む。
それにしても、文庫の解説では身内話を良く書いてあるが、本書もそうである。執筆者が全く知らない人で内輪の話を聞いてもしょうがないのだが。
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