ザック・スナイダー監督、米、163分。
集団ヒーローものの映画は多い。本作はその集団ヒーローの成れの果て、または逆説を突きつける映画である。集団から成る特殊能力を持つヒーローたちはかつて大活躍した。映画の時代設定は1980年代で、活躍時期からかなり後である。ヒーローの一人が殺された。簡単に殺されるような男ではない。この謎を解くべく残りのメンバーは調べる。仲間の一人は地球防衛に疑問を抱き、火星へ恋人と行き過ごすつもりだった。しかし恋人は地球の安全を心配する。最終的に地球に戻るが、それまでに殺人犯は分かっていた。
かつての仲間のヒーローの一人で、世界の大都市に向けて核攻撃を仕掛ける。止めようにも既に発射の秒読みになっていた。世界の主要都市は破滅した。しかしそのせいで米ソが同盟化し、平和が保たれるようになった。ヒーローたちが核攻撃から救えなかったからこそ、平和になったという話になるのである。
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