2021年11月18日木曜日

めまい Vertigo 1958

ヒッチコック監督、米、128分。

ジミー・スチュアートが刑事で、悪漢を追って屋根から屋根へ飛び移る。飛び移りに失敗して樋に掴まってなんとか落ちずにいた。それを助けようとした警官が落ちて死ぬ。スチュアートの高所恐怖症が再発した。それで警察は辞職するつもりでいた。友人がやって来る。妻の行動を監視してくれとの依頼だった。日中の行動が不明らしい。
妻の車の後をスチュアートは追う。墓地や、美術館のある絵の前で眺めるなど。あるホテルに入る。追って入るといつの間にかいなくなっていた。最後はいきなり女が海に落ちる。驚いたスチュアートは飛び込み助ける。スチュアートの家で目が覚めた女に、夫の友人とは告げずに話を聞く。夢に現れる不思議な現象が語られる。スチュアートは女を離れたところに残っている、スペイン風の村に連れて行く。女は教会に入る。スチュアートは追う。塔への階段を、女を追って登っていく。すると高所恐怖症が蘇り、めまいがする。窓から外を見ると、女が落ちていく。塔上から身投げしたのか。
この女の死にスチュアートは痛く打ちのめされる。友人は謝る。その後もスチュアートは鬱になり、病院で治療も受ける。その後、ある日街であの死んだ女にそっくりの女を見つける。後を追い、話す。もちろん死んだ女ではなかった。食事に誘う。それだけでなく、死んだ女と同じ服装などをさせようとする。これには相手の女が、死んだ女の身代わりにされているのかと怒る。それでもスチュアートは諦めない。
スチュアートが帰った後、女が過去の事件の種明かしの回想をする。やはり女は以前、死んだと思われていた女だった。友人は自分の妻を殺したかった。それで似ている女を捜し、スチュアートに妻と思い込ませ、追跡させていた。混んだ細工でスチュアートが女を教会に連れて行くようにした。女は塔上に上って、待っていた友人は自分の妻を落とす。スチュアートが目撃した墜落死はそれだった。スチュアートは女を前と同じように、教会に連れて行く。塔上まで行く。女はその時現れた影に驚愕し(教会の女だった)、はずみで下に落ちて死ぬ。

0 件のコメント:

コメントを投稿