成島東一郎監督、青幻記プロ、117分。
田村高廣は鹿児島で友人と再会する。故郷である奄美の沖永良部島に行く。過去の母との回想になる。映画は成人した田村が過去を回想し、子供時代の自分と同じ場面に出てくるところがある。父が亡くなり、母は再婚する。祖父が孫の自分を可愛がり、幼いうちは祖父に育てられる。母の再婚相手は自分を引き取ることを好まず、祖父は離さない。祖父の死後、母と幼い自分が舟で沖永良部島に帰る。母は自分を手もとに置けなかったためか、すごく自分に対して控え目で丁寧な対応をする。病気で先が長くないと知っている。海に行き、潮が満ちてきた時、母は自分だけ早く帰す。それが最後の別れとなった。
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