2021年7月18日日曜日

越境者 Il Commino della Speranza 1950

ピエトロ・ジェルミ監督、伊、102分、白黒映画。

シチリアの鉱山が閉山になり鉱夫たちは失業した。そこへフランスに行けば仕事があると言う男がやって来た。その男に金を払い故郷を後にする多くの家族。一人の女は、ならず者の男が途中で待っていて合流する。本土から列車で北上する。実は案内役は詐欺師で逃げるところだった。一旦ならず者が捕まえるが、ローマで騒ぎ出し逃げる。ならず者も追われる。残りの連中は警察に連れて行かれ、即刻帰郷しろと命令される。歩いていく途中で仕事があると誘いを受ける。その農場に行く。仕事を始めるとストをやっている連中が来て、スト破りだと騒ぐ。やむやくそこから出る。もう田舎に帰るしかないと言う者と、あくまでフランスを目指す者たちに分かれる。あのならず者の女だった女は子供を世話しその父親と親しくなる。フランスを目指す。国境でならず者がやって来て女に来いと命令する。しかし女は乱暴なならず者でなく子供の父親と行くと言う。ならず者は父親と格闘し、刺される。フランスに行くため吹雪の山を越える。仏の国境警備隊が来た。どこからと問われシチリアと答えると、去っていく。

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