ジャン・ピエール・メルヴィル監督、仏、84分、白黒映画。
マンハッタンを舞台にしたフランス映画。フィルム・ノワールというのだろう。国連総会の重要な会にフランス代表が出席していなかった。この理由を探るためニューヨークに支社を置く仏報道機関は記者に調査を命じる。その記者が主人公で、監督メルヴィルが演じている。メルヴィルが選んだカメラマンは評判の良くない男だった。代表と関係ある女たちがいる。女たちを二人で訪ねていく様は黒澤明の『野良犬』を思い出した。捜していた男は死んでいた。ところがここで同行のカメラマンは金と名声のため、とんでもない所業に出る。映画の最後の方は、このカメラマンを何とかしようとするメルヴィルらの苦労である。
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