吉田喜重監督、松竹、84分、白黒映画。
上昇志向の強い青年を津川雅彦が演じる。百貨店の店員である津川はある飲食店で働く若い女を知る。オートバイに乗せてスピードを出し憂さ晴らしをしている。ある日店に買い物に来た嵯峨美智子演じるバーのホステスを知る。飲食店の若い女を紹介し、バーで女は働く。女は金持ちで実力者の老人(滝沢修)に気に入れられ、マンションに住むようになる。津川はバーに来たアル中もどきの老人の世話をしてやり、その娘である未亡人を知る。未亡人と懇ろになり、結婚して親が経営する製作所を自分のものにする気でいた。結婚の約束をして有頂天だったが、嵯峨美智子から製作所は吸収合併されると聞かされる。絶望する津川。一方津川が世話した女は津川がつれないので、他の男とドライブに行き事故死する。
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