ロバート・シオドマーク監督、米、92分、白黒映画、ディアナ・ダービン主演。
士官学校の卒業の日、婚約者から婚約破棄の電報を受け取った士官。サンフランシスコの婚約者に会いに行くため飛行機に乗る、天候不順でニューオーリンズに着陸する。そこの酒場で歌うディアナ・ダービンを知る。教会のミサに二人で行く。その後、士官はダービンから過去を聞く。ダービンの夫は殺人罪で服役していると。その夫をジーン・ケリーが演じる。映画の中心はこのダービンの回顧の部分である。まず馴れ初め。ケリーはダービンを母に会わす。南部の伝統ある一家の女主人は息子を溺愛し、その欠点もそれ故に愛情の対象である。人間としてダメな男である息子をダービンが直してくれると思い結婚を祝ったのである。ダービンはケリーを盲愛し尽くそうとする。ある日を境にケリーと義母の様子がおかしくなったと気づく。殺人を犯していたのである。警察がやって来る。裁判になる。有罪判決だった。義母はダービンにお前が息子を殺したと宣言する。
士官に話す現在時点に戻る。服役中のケリーが脱獄したと新聞に出た。ケリーは邪心の塊りでダービンを責めるためにやって来た。弁明するダービンを聞こうとしない。拳銃を振り回しているうちに後ろから警官に撃たれる。士官はダービンにこれで自由になったと告げる。
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