クロスランド監督、米、88分、無声、発声混合映画。
主人公はユダヤ人の教会で宗教歌を歌う家に生まれた。子供の時に酒場で歌っているのを父に見つけられ、𠮟られた。歌は好きだがユダヤ教会の歌い手になる気はなかった。家を飛び出す。成人してその歌声を褒められる。若い女の理解もうれしかった。ニューヨークのブロードウェイで歌う機会ができた。自分の故郷である。喜んで行く。
自宅に戻る。母親に再会し共に喜ぶ。しかし歌っている最中、父親が帰ってくる。父親は息子にこの家でそんな歌は歌わせないと言い渡す。息子はもう帰ってこないと言い去る。息子は黒人に扮しジャズを歌う。ミンストレル・ショーの名残だろう。父親は病気になっていた。知り合いが劇場にやって来て、父親が歌えないから教会で代わりに歌ってくれと頼む。息子は見舞いに戻る。しかし劇場での出番があり、歌は歌えない。盛んに母親や知り合いは父親代わりに歌うよう頼む。劇場からも女や支配人がやって来てこの機会を逃したら、もう眼は出ないと脅す。息子は板挟みになって悩む。結局、父親代わりに歌い、その晩の劇場はキャンセルした。父親は息子の歌唱中に亡くなる。数が月後、劇場で息子は黒人の扮装で歌い、観客席には母親や知り合いがいた。
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