2020年9月4日金曜日

真夜中の招待状 昭和56年

 


野村芳太郎監督、松竹、125分。

婚約者の兄たちが次々と蒸発している。憂鬱になっている婚約者の助けたく、主人公の女は神経科医へやって来る。神経科医は探偵となり、主人公の女と共に謎を探ろうとする。そのため婚約者の兄たちの家を訪ね、話を聞く。故郷である九州へ何度も行く。殺されたのか、失踪か不明である。何やら暗示的な要素が多く出てくる。最後に分かる真相は、これまで良く観たような要因がからまっている。映画としての感銘度は薄いのではないか。

蒸発という言葉が何度も出てくる。昭和40年代風である。今なら失踪と言うだろう。主人公は小林麻美、長身で暗い陰を持つ女優、あまり類のない人。映画中何度も衣装を変えるだけでなく、最初の方にプールの場がある。水着の小林でスタイルの好さを見せるためだろう。相手役の医者は高橋悦史で、昔は良く出てた。この顔で人気があったのか。

0 件のコメント:

コメントを投稿