共に国立FAで上映された「映画にみる明治の日本」企画のうち、他の作品「日本映画史 第一部」「疎水 流れに沿って-」と同時上映された比較的短篇の映画。
「美をもとめて No.255 19世紀の浪漫衣装」は、昭和55年にTBSでテレビ放送された12分の総天然色作品。これが明治企画で上映されたわけは、19世紀の西洋の婦人衣装の歴史であるものの、鹿鳴館時代に日本でも流行った衣装が出てくるから。
19世紀の前半は二の腕を膨らませる「羊の脚」スタイルが流行り、中頃になるとスカートを膨らませるクリノリンが主流になる。80年代になると、後ろを盛り上げたようなスカート、バッスルが流行る。このバッスル様式が鹿鳴館に参加した明治の婦人たちの服装であったわけである。
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