エストニア映画、マイミック監督、110分。
主人公は30代半ばの音楽評論家、離婚の後、田舎の別荘のような建物で仕事をしている。そこへ70歳の父親がやって来る。もう癌で長くない、それで一緒に住みに来たと言う。父親はジャズをやっていた音楽家で、映画は主人公が幼い頃、ヴァイオリンの試験を受けた回想から始まる。結局、父親と違い主人公は評論家になったわけである。
主人公にとって年老いた父親との生活は歓迎できるものでない。
近くに心理療法の合宿が行われていた。その療法士の女性と知り合いになり、更に恋愛関係まで発展する。その中へ父親が割り込んできて息子は迷惑の限りである。
ともかく老いた父と息子の交流を描き、現在の日本のような高齢社会では身近な話題を扱った映画であった。
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