權田保之助監修、大日本映画協会=松竹による我が国の映画史。16分。邦画のみならず輸入上映された外国映画も含めている。
まず映画のそもそもの初めとして、マイブリッジらによる、写真の連続によって馬が動く様が見られる説明がある。続いてエジソン及びヴァイタスコープの紹介になる。なぜかリュミエール兄弟やシネマトグラフには触れない。
日本の映画として「鳰の浮巣」(明治33年)の数場面が出る。国立FAのパンフレットにもあるように失われた映画なので少しだけでも見られるのはありがたい。花魁道中で向こうから歩いて来る。荷物を担いだ中村雁次郎がすれ違う、といった場面。
続いて有名な「紅葉狩」、先頃本センターでも上映された。本日分は断片で画質が悪い。
他には輸入映画で評判となり、若者に悪影響を与えるとして上映禁止になった「ジゴマ」についてはわりと尺をとっている。
最後に外国映画を2作品、ある程度時間をとって紹介した。一つは「毒流」(1916)、もう一つは題名も忘れてしまった。
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