2017年7月15日土曜日

髙度7000米 恐怖の四時間 昭和34年


小林恒夫監督による東映、総天然色映画、高倉健主演。
高度7000米 恐怖の四時間 [DVD]
残念ながら色はかなり褪せている。フィルムセンター上映の映画では画質は悪い方。
ハイジャックを描いた映画である。
羽田から仙台経由で千歳空港へ向かう旅客機。高倉はその機長である。

話は羽田空港から始まる。乗客として乗り組む人々、機長、副機長、スチュワーデスが描写される。空港のテレビでは早朝にあった殺人事件を放送している。
犯人も隠れて搭乗する。飛行中にばれ、拳銃を突きつけ、乗客、乗組員をおどす。機長に途中で着陸せよとせまる。拒否できない状況になり、なんとかして犯人を倒そうとする。
成功するが、一難去ってまた一難、空港に着くと脚が出ない。胴体着陸を決行するしかない。

昭和30年代前半の飛行機旅行はかなり一般人にとって稀な経験であったろう。
当時の羽田空港の内部や随分田舎くさい千歳空港の周辺など貴重な背景も見られる。

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